弊社が資源保全活動の対象魚とする瀬戸内さかな3種（オニオコゼ・シロギス・キジハタ）を使用した商品を展開いたします。シロギスは福山大学と共同で養殖研究を、オニオコゼ・キジハタも同大学と共同で生息分布の調査・稚魚放流区域の保全活動を推進しております。商品を展開するにあたり、これら取組を含む弊社の地域資源保全活動を「しまなみ活動」の名でプロジェクト化。対象魚を使用した商品にはプロジェクトロゴが表示されます。今後も「しまなみ活動」の幅を広げることで、お客様と一体となって広島の「おいしい」を守り、その魅力を拡げてまいります。

広島県廿日市市産「広島もみじコオロギ」と広島県庄原市産米粉やほうれん草等野菜を使用したケークサレ（フランス語で「塩味のケーキ」）・ブラウニーを開発いたしました。加えて、ヴィーガンの方々にも広島県産食材をご賞味いただくために、県産食材を使用したケークサレ・ドーナツの開発も行っております。広島県の「おいしい！」を通じて、環境・健康に良い商品を県内外、世界の人々に届けてまいります。

農薬不使用の広島県産特定米穀のリブランディング・特定米穀を使用した新規甘酒商品（2品）の磨き上げを実施いたしました。特定米穀とは、籾から玄米になった後に行われる、粒のサイズ選別工程で、ふるいから落ちた粒の小さいお米のことを指し、一般的には「くず米」「不完全米」などと呼ばれています。しかしネガティブな表現が主流の特定米穀も、農家の方々が愛情をこめて育てたもの。特定米穀の地位を向上させるべく、ちょっと小さいだけで一等米と同じ栄養価も備わっている「中米」といわれるお米のみを選別し商品開発に取り組んできました。今回のフードヒーロでの取り組みの中で、「くず米」は「だいきんぼし」という相撲の大金星（格上の相手に対する勝利）にちなんだネーミングに生まれ変わり、新たにパッケージを一新。さらに付加価値を高めるべく、β-グルカン（水溶性食物繊維）を含み高栄養価で低カロリーな「もち麦」、古代より神の宿る草とよばれビタミンやミネラルを豊富に含む「まこもだけ」といった、スーパーフードを加えた新商品を追加し、従来の甘酒にはなかったスーパーフード甘酒シリーズを開発いたしました。今後も甘酒シリーズをはじめ、特定米穀を用いた別商品の開発等、幅広い磨き上げを継続できればと考えております。

「ふるさとくりーむパン」シリーズは八天堂90周年記念商品企画の中で誕生した商品です。全国各地の食の魅力を再発見することを目的としております。今回磨き上げを行った「とろける瀬戸内くりーむパン はっさく」では、瀬戸内海に浮かぶ因島（尾道市）のはっさくを使用しております。しっとりふんわり柔らかな生地の中に、はっさくのフィリングとくちどけの良いカスタードクリームを2層仕立てで入れました。

世羅町のアスパラガスを使用した「世羅うづとアスパラのクリームジャム」、広島県産の玉ねぎ、農薬不使用のハーブ、レモン、塩を使用した「たまねぎジャム」の２品を開発いたしました。「世羅うづとアスパラのクリームジャム」では、世羅うづとアスパラ農園の規格外のアスパラガスに、広島県産レモンマーマレードと生クリームを合わせ、味わいに輪郭を持たせるために広島県産塩、洋酒を使用しております。「シャキシャキ畑のたまねぎジャム」は広島市佐伯区湯来町のシャキシャキ畑のたまねぎに、世羅町の農薬不使用のハーブ、広島県産の塩に白ワインビネガーを合わせた、お酒にも合うフランス発祥のお食事ジャムです。なお、いずれの商品も一部規格外野菜を使用しております。県産食材の魅力を味わっていただく過程で、フードロス問題にも目を向けていただくキッカケの商品になればと願っております。

当店の看板商品「いわしハンバーグ」をアレンジした軽食「稲茶ドッグ」を開発いたしました。瀬戸内海名産の新鮮な小いわしをたっぷり使った、ふっかふかでとってもジューシーな「いわしハンバーグ」をソーセージ状に加工。広島のベーカリーショップ「ALOFT（アロフト）」のバンズにソーセージ状に加工した「いわしハンバーグ」を挟み込み、秘伝のソースをかけた、本格的ながらお手軽に「広島の幸」をお楽しみいただける一品です。今後も磨き上げを継続し、広島県の誇る「瀬戸内さかな」が手軽に美味しく食される新しい食文化の醸成に貢献いたします。

三原市を中心とする広島県産の米粉、大崎上島町「神峯園（しんぽうえん）」の農薬不使用のブルーベリーを使用した「体に嬉しいスコーン」を開発いたしました。一般的に「サクサク」や「ホロホロ」といった食感が想起されるスコーンですが、米粉を加えることで「もちもち感」もお楽しみいただけます。加えて、米粉の特性である「腹持ちの良さ」、ブルーベリーの栄養素（フラボノイド・アントシアニン等）による「疲労回復」「集中力向上」などの効果も期待することができ、「体にも嬉しいスコーン」に磨き上げることが出来ました。今後は他の県産食材を活用した「体にも嬉しいスコーン」のシリーズ展開、管理栄養士など有識者の知見を交えたブラッシュアップにも励んでまいります。

限りなく本物に近い新感覚スイーツ「檸檬の宝石箱」の磨き上げを行いました。主材料には広島県産のレモンを使用。防腐剤やワックスを使用してない「皮まで安心して使うことのできる食材」の選定にこだわりました。檸檬の宝石箱は、生クリームとホワイトチョコを使用したムースの中にレモンの果肉・皮を使用した酸味のあるジャムを閉じ込め、ホワイトチョコ等でコーティング。まさに「丸ごとレモン」を堪能した気持ちになるお菓子です。この度は店内での販売だけでなく、テイクアウト販売や店舗以外での販売に向けて容器や保存方法の磨き上げを行いました。

「サムライねぎねぎ餃子」は、弊社が栽培する「サムライねぎ」をふんだんに使用した一品です。食材の名前は刀のような形から名付けられたもので、志和盆地（東広島市）の寒暖差で生まれる肉厚でシャキッとした食感が特徴的です。「サムライねぎねぎ餃子」は具材の50％に「サムライねぎ」を使用しており、食材の旨味を存分にご堪能いただくことができます。この度の磨き上げでは、パッケージのリニューアル・販路の拡大を実施いたしました。今後は「たくさんの方々にもっとネギを手軽においしく食べてほしい！」という思いから、ネギが苦手な方も美味しく召し上がっていただけるような加工品の開発を進めていきたいと考えております。

広島県産の酒米を原材料とする「広島の酒粕」を使用し、広島県独自の「酒粕ペースト化技術」を活用して商品を開発しました。広島県は「日本三大名醸地」とされる酒どころであり、高品質の酒粕を多く得られます。しかし、酒粕製品として活用されるのはごく一部であり、その多くが廃棄されている現状です。これを受け、「新たな酒粕の活用法により酒粕離れの進む現状を変えたい。そして世界の人にも酒粕のおいしさを知ってほしい。」との想いから、「酒粕ペースト入りキッシュ」「酒粕ペースト入りチキングリルと蒸しチキン」の2品を開発いたしました。同時に、酒粕に江田島市産の「オリーブ粕」を配合したヴィーガンバターの開発も行っており、販売前検査の段階に至っております。今後も磨き上げを継続し、県産の未利用食材の可能性を県内外、世界に発信してまいります。